舌下免疫療法イメージ

舌下免疫療法

舌下免疫療法は、アレルギーを引き起こす原因物質(アレルゲン)を含むエキスを定期的に体内に取り入れることで、少しずつ体を慣らして抗体を作ることでアレルギー反応を軽減する治療法です。
舌下免疫療法は即効性が期待できる治療法ではなく、最低でも2~3年継続して治療することで根治が期待できる治療法です。

舌下免疫療法は、これまで花粉症に対するアレルゲン免疫療法として利用されてきた皮下免疫療法に比べて、患者様の負担が少ない治療法です。皮下免疫療法は、注射でアレルゲンを体内に注入するため痛みを伴う上に、何度も通院しなければいけなかったため、患者様には大きな負担となっていました。

舌下免疫療法は、1日1回ご自宅で舌の下にアレルゲンを含むエキスを含み、血管から吸収させます(舌下投与)。最初は1週間に1回の通院が必要ですが、そのあとは月に1回程度の通院で治療ができます。

副作用について

これまで報告があった舌下免疫療法の副作用は、以下のような症状です。
「口内炎や舌や口の中の腫れ」「喉のかゆみ」「耳のかゆみ」「頭痛」「下痢、腹痛」「蕁麻疹」「喘息発作」「くしゃみ、鼻水、鼻づまり」などです。報告があった副作用は、いずれも軽い症状のものでした。しかし、少しでも異変を感じたら、服用をやめて出来るだけ早く医師に相談してください。

また、これまで舌下免疫療法の重篤な副作用の報告はありません。しかし、アナフィラキシーショックがあらわれる可能性はあるといわれています。命にかかわることもあるため、注意しておきましょう。

アナフィラキシーショックは、薬を飲んでから30分以内、アレルゲンが大量に飛散しているシーズンに起こりやすいと考えられています。

アナフィラキーショックが起こると、「脈拍が早くなる(頻脈)」「血圧低下」「脈拍が不規則になる(不整脈)」「蕁麻疹が出る」などの症状があらわれます。